統合失調症の幻覚や妄想は、本人にとっては「単なる思い込み」ではなく、現実そのものとして迫ってくる体験です。自分の悪口が聞こえる、監視されている気がする、偶然のできごとが自分への合図に思える。周囲から見ると事実と合わない内…
無力妄想と敏感関係妄想は、どちらも日本の精神病理学で大切にされてきた表現です。現在の ICD-11 や DSM-5-TR の正式な独立診断名ではありませんが、妄想がどのような気分と気質のなかで育ち、どんな苦しさの中で強ま…
うつ病の治療をきちんと続けているのに、思うように良くならない。薬を変えても、休んでも、心理療法を受けても、気分の落ち込み、意欲の低下、朝のつらさ、希死念慮が長引いてしまう。そんなときに使われることがあるのが「難治性うつ病…
うつ病の治療を続けているのに、なかなか良くならない。薬を変えても休んでも、少し良くなるとまた崩れる。そうしたとき、背景に見逃されている神経発達症(発達障害)が関わっていることがあります。成人になってから「大人の発達障害」…
「急に動悸や息苦しさが出て、このまま倒れるのではないかと思った」「人混みや電車で張りつめてしまい、また発作が起きそうで怖い」。こうしたパニック発作の背景に、神経発達症(いわゆる発達障害)の特性が関わっていることがあります…


