パニック症(パニック障害)ってなに?
パニック症は、とつぜん胸がドキドキしたり、息がくるしくなる発作をくりかえす病気です。発作のこわさで外出がつらくなったときは、早めに相談してください。お薬と心理療法を組み合わせると、多くの方が発作を落ちつけられるようになります。
発作は数分〜10分ほどでピークになり、多くは60分以内におさまります。いのちに関わるものではありませんが、とてもこわく感じます。
「また起きるかも」という不安(予期不安)で外出がこわくなることもあります。100人に2〜3人がかかるとされている、めずらしくない病気です。
こんなことはありませんか?
一度でもあてはまったら、相談してみてください。
- とつぜん胸がドキドキして止まらない
- 息がくるしくなる、息がつまる
- めまいがする、気がとおくなる
- 手がふるえる、汗がとまらない
- 「死んでしまうかも」ととても怖くなる
- 「また発作が起きるかも」と不安になる
- 電車やエレベーターにのれなくなった
- ひとりで出かけるのがこわい
※このリストは診断ではありません。気になるときはご相談ください。
どうして起こるの?
パニック症は「気のもちよう」ではなく、脳のしくみが関わっています。
脳の誤警報 — 脳の中で「きけん」を察知する扁桃体が過敏になっています。実際にはきけんがないのに、からだに「逃げろ!」という信号が出てしまいます。これが動悸や息苦しさの正体です。
神経伝達物質のバランス — セロトニンやノルアドレナリンのバランスがくずれると、発作が起きやすくなります。カフェインのとりすぎや、ねむり不足も発作の引き金になることがあります。
あなたのせいではありません。パニック発作は脳の「誤った警報」であり、治療で改善が期待できます。
どうやってよくなるの?
パニック症の治療は、おもに3つのステップですすめます。
- お薬で発作をおさえる
セロトニンのはたらきを高めるお薬(SSRI)が中心です。発作の回数や強さがへっていきます。効果を感じるまでに2〜4週間かかることがあります。 - 「また起きるかも」という不安をやわらげる
「発作は10分でおさまる脳の誤警報だ」と理解できると、こわさがやわらぎます。不安とのつきあい方をいっしょに練習します。 - 少しずつ行動はんいをひろげる
さけていた場所にも少しずつ出かけてみます。「だいじょうぶだった」という経験をかさねることが回復につながります。
適切な治療を受けた場合、多くの方が症状の改善を実感されています。
銀座泰明クリニックの治療
銀座駅近くの心療内科・精神科で、専門医が診察します。当院の医師は全員が精神保健指定医・精神科専門医です。まずはお困りのことをお聞かせください。
夜21時まで、土日も診療しています。お仕事帰りや休日にも通院いただけます。
保険診療で受診できます。初診は約2,500〜3,000円、再診は約1,500円が目安です(3割負担の場合)。自立支援医療制度を利用すると、自己負担が1割に軽減されます。
監修医師: 茅野 分(銀座泰明クリニック院長 / 精神保健指定医・精神科専門医)


