強迫症(強迫性障害)ってなに?
強迫症は、おかしいとわかっていてもくり返しうかぶ不安な考えと、その不安をおさえるための行動(手洗いや確認など)をくり返してしまう病気です。生活がつらくなったら、早めに相談してください。お薬と心理療法を組み合わせると、多くの方が楽になります。
脳の中のセロトニンという物質のはたらきが弱まっていることや、前頭前野と大脳基底核をつなぐ神経回路の過剰な活動が関係しています。「意志が弱い」からではありません。
100人に2〜3人がかかるとされています。10代後半〜20代に多いですが、どの年齢でも発症します。お薬やトレーニングで楽になることが期待できます。
こんなことはありませんか?
- 手が気になって何度もあらってしまう
- カギやガスの元せんを何度もたしかめに戻る
- ものの並べ方がそろっていないと気がすまない
- 悪いことが起こりそうで不安がとまらない
- 頭の中でおなじ言葉や数字をくり返す
- これらの行動に1日1時間以上かかっている
※このリストは診断ではありません。気になるときはご相談ください。
どうして起こるの?
強迫症は、脳のしくみと心理的な要因が重なって起こります。
脳の神経回路の問題 — 脳の中で「何かがまちがっている」と感じるしくみが過敏にはたらいています。セロトニンという物質の不足が関わっており、不安をおさえるのがむずかしくなります。
考え方のくせ — きけんを実際より大きく考えてしまったり、「悪いことを考えただけで現実になるかもしれない」と思い込んでしまう傾向があります。くり返しの行動で一時的に安心しますが、またすぐ不安がもどる悪循環になります。
あなたのせいではありません。強迫症は脳の機能的な変化にもとづく病気です。適切な治療で改善を目指すことができます。
どうやってよくなるの?
強迫症の治療は、お薬とトレーニングの2つが柱です。
- お薬で不安をやわらげる
セロトニンのはたらきを高めるお薬(SSRI)をつかいます。効果を感じるまでに4〜8週間かかることがありますが、あせらず続けることが大切です。 - 「やらなくても大丈夫」を体験する
不安をひき起こす場面にあえて向きあい、くり返しの行動をしない練習をします(曝露反応妨害法)。「やらなくてもだいじょうぶだった」という経験をかさねていきます。 - 考え方のくせを見直す
「手をあらわないと大変な病気になる」という考えを、「あらわなくても問題がない確率は99%以上」というように、現実に合った考え方に修正していきます。
治療を受けた方の多くが、症状の改善を実感されています。
銀座泰明クリニックの治療
銀座駅近くの心療内科・精神科で、専門医が診察します。当院の医師は全員が精神保健指定医・精神科専門医です。まずはお困りのことをお聞かせください。
夜21時まで、土日も診療しています。お仕事帰りや休日にも通院いただけます。
保険診療で受診できます。初診は約2,500〜3,000円、再診は約1,500円が目安です(3割負担の場合)。自立支援医療制度を利用すると、自己負担が1割に軽減されます。
監修医師: 茅野 分(銀座泰明クリニック院長 / 精神保健指定医・精神科専門医)


