摂食症(摂食障害)ってなに?
たべることが、あたまからはなれない。たべる量をへらしすぎたり、止められないほどたべてしまったり。摂食症は、そういう「たべ方」の病気です。
「ダイエットのしすぎなだけ」「自分の意志の問題」と思っていませんか。そうではありません。こころと脳のはたらきが関係する病気で、治療の方法があります。
「やせたい」という気もちの奥には、自分への自信のなさが関わっていることが少なくありません。脳の中のセロトニンやドーパミンの変化も関係しています。
10代後半〜20代の女性に多くみられますが、男性や中高年にも発症します。心理療法と栄養のケアを組み合わせて、回復をめざすことができます。
こんなことはありませんか?
体重の変化や、生活のつらさが出ているときは、早めに相談してください。
- 食事の量をとても少なくしている
- 止められないほど食べてしまうことがある
- 食べたあとに吐いてしまう
- 体重のことが気になって何度もはかる
- 食べることに強い罪悪感がある
- 生理が止まった、不順になった(女性の場合)
- 疲れやすい、めまいがする
- 人前で食べるのを避けている
※このリストは診断ではありません。気になるときはご相談ください。
どうして起こるの?
「わたしの意志がよわいから?」と思うかもしれません。ちがいます。摂食症は、心理的なこと・社会的なこと・脳のしくみが、からみ合って起こります。
心理的な背景:「やせていないと価値がない」という考えにとらわれることがあります。ダイエットの成功だけが、自分をみとめる理由になっていくのです。完璧主義や自己否定感の強さも関わっています。
脳のしくみ:セロトニンの働きの変化が、不安や過食に関係していると考えられています。過食のときはドーパミンが急にふえて、一時的な快感をもたらします。でも長い目でみると、悪循環がつくられていきます。
あなたのせいではありません。摂食症は「食欲の問題」ではなく、自尊心の問題でもあります。治療で回復を目指すことができます。
どうやってよくなるの?
「もう、もとにもどれないのでは」と不安になるかもしれません。摂食症の治療は、心理療法と栄養の回復を組み合わせて、少しずつすすめます。
- まずからだの安全をたしかめる
体重が減りすぎていないか、からだに問題がないかを確認します。栄養の回復は医療機関の管理のもとで段階的にすすめます。 - 食事のリズムを整える
1日3食を基本に、少しずつ食事のリズムを取りもどします。極端な食事制限をやめることで、過食の悪循環もへっていきます。 - 考え方のくせを見直す
「やせていないと価値がない」という思いこみに気づき、体型以外の自分の価値を見いだしていきます。自分を大切にする考え方を身につけることが目標です。
拒食症・過食症ともに、適切な治療で回復に向かう方が多くいらっしゃいます。
銀座泰明クリニックの治療
銀座駅近くの心療内科・精神科で、専門医が診察します。当院の医師は全員が精神保健指定医・精神科専門医です。まずはお困りのことをお聞かせください。
夜21時まで、土日も診療しています。お仕事帰りや休日にも通院いただけます。
保険診療で受診できます。初診は約2,500〜3,000円、再診は約1,500円が目安です(3割負担の場合)。自立支援医療制度を利用すると、自己負担が1割に軽減されます。
監修医師: 茅野 分(銀座泰明クリニック院長 / 精神保健指定医・精神科専門医)


