依存症ってなに?

依存症は、お酒・薬・ギャンブル・買い物などを「やめたいのにやめられない」状態です。意志が弱いのではなく、脳のしくみが変わってしまう病気です。ご自身や家族が困っているときは、早めに相談してください。お薬・心理療法・自助グループで、多くの方が回復をめざせます。

意志が弱いのではありません。脳の報酬系(ドーパミン)のしくみが変わってしまう病気です。「やらないとふつうに感じられない」状態がつくられてしまいます。

アルコール依存症が疑われる方は国内で約100万人、ギャンブル依存が疑われる経験のある方は大人の約3.6%とされています。だれにでも起こりうる身近な病気です。

こんなことはありませんか?

  • やめようと思ってもくり返してしまう
  • 前より量やかける時間がふえている
  • やめると気もちが落ちつかない
  • かくしたり、うそをついたりすることがある
  • 仕事や家庭に問題が出はじめている
  • お金のやりくりが苦しくなっている
  • 自分でもおかしいと思うが止められない

※このリストは診断ではありません。気になるときはご相談ください。

どうして起こるの?

依存症は、脳のしくみ・心理的な背景・環境が複雑にかかわって発症します。

脳の報酬系の変化 — 脳の中の報酬回路が特定の刺激に過剰に反応するようになります。ドーパミンの分泌パターンが変わり、同時にブレーキ役の前頭前野のはたらきが弱まるため、衝動をおさえることがむずかしくなります。

心のいたみへの対処 — ストレスや孤独、幼いころのつらい体験などが背景にあることも少なくありません。「心のいたみをまぎらわすため」に使ううちに、習慣化してしまうことがあります。

あなたのせいではありません。依存症は「意志の弱さ」ではなく、脳と心の病気です。治療で回復をめざすことができます。

どうやってよくなるの?

依存症の治療は、複数の方法を組み合わせてすすめます。

  1. お薬で衝動をおさえる
    アルコール依存では飲酒欲求をおさえるお薬があります。うつや不安などの症状にもあわせて対応します。
  2. 「やりたくなったとき」の対処法を身につける
    衝動の波は20〜30分でピークを過ぎます。その波をやりすごす方法(散歩、深呼吸、電話など)を練習します。考え方のくせを見直す認知行動療法も効果があります。
  3. 再発しても、やり直せる
    くり返しながら回復していくのが依存症の特徴です。再発は「失敗」ではなく、治療を調整するサインです。自助グループ(AAやGAなど)での仲間とのつながりも回復を支えます。

包括的な治療により、長期的な回復が期待できます。

銀座泰明クリニックの治療

銀座駅近くの心療内科・精神科で、専門医が診察します。当院の医師は全員が精神保健指定医・精神科専門医です。まずはお困りのことをお聞かせください。

夜21時まで、土日も診療しています。お仕事帰りや休日にも通院いただけます。

保険診療で受診できます。初診は約2,500〜3,000円、再診は約1,500円が目安です(3割負担の場合)。自立支援医療制度を利用すると、自己負担が1割に軽減されます。

監修医師: 茅野 分(銀座泰明クリニック院長 / 精神保健指定医・精神科専門医)

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