双極症(躁うつ病)ってなに?
双極症は、気もちの波がとても大きく、元気すぎる時期(そう状態)としずむ時期(うつ状態)をくりかえす病気です。生活がつらくなったら、早めに相談してください。気分の波をおだやかにするお薬を続けることで、多くの方が安定した生活を送れるようになります。
脳の中で気もちを調節する神経伝達物質(ドーパミンやセロトニンなど)のバランスがくずれることが関係しています。うつ病とは治療法がちがうため、正しい診断がとても大切です。
10代後半〜20代で発症することが多く、100人に2〜4人がかかるとされています。めずらしい病気ではありません。
こんなことはありませんか?
元気すぎる時期としずむ時期が交互にあらわれます。
- ねむらなくても元気だと感じる
- 話がとまらなくなる
- お金をたくさん使ってしまう
- 「自分はなんでもできる」と感じる
- 何をしてもたのしくない時期がある
- からだが動かない、とてもつかれる
- 「自分はダメだ」と思ってしまう
「消えてしまいたい」と思うことがある方へ:すぐに相談できるところがあります。
いのちの電話: 0120-783-556(毎日16時〜21時、毎月10日は8時〜翌8時)
よりそいホットライン: 0120-279-338(24時間)
※このリストは診断ではありません。気になるときはご相談ください。
どうして起こるの?
躁うつ病は、ひとつの原因だけで起こるのではなく、いくつかのことが重なって発症します。
遺伝や脳のはたらき — 躁うつ病は遺伝的な影響が比較的大きい病気です。感情を調整する脳の回路(前頭前野と扁桃体のつながり)のバランスが不安定になっています。
生活リズムの乱れ — ねむりの乱れやストレスが、気分エピソードの引き金になることがあります。体内時計のくるいが関係しているとされています。
あなたのせいではありません。躁うつ病は脳の機能的な変化による病気です。適切な治療で気分の波をおだやかにすることが期待できます。
どうやってよくなるの?
躁うつ病の治療は、うつ病とはちがうお薬をつかいます。
- 気分安定薬で波をおだやかにする
リチウムやバルプロ酸など、気もちの波を安定させるお薬が中心です。うつ病の抗うつ薬だけでは悪化することがあるため、正しいお薬のえらびかたが大切です。 - 生活リズムを整える
毎日おなじ時間にねて起きることが、再発をふせぐ大きなカギになります。気分の変化を記録して、早めにサインに気づくことも大切です。 - お薬をつづけながら安定をめざす
「もう大丈夫」と思っても、自分でやめると再発しやすくなります。主治医と相談しながら、安定した毎日をめざします。
治療の目標は、波をおだやかにして安定した日常を送ることです。多くの方が安定した生活をつづけています。
銀座泰明クリニックの治療
銀座駅近くの心療内科・精神科で、専門医が診察します。当院の医師は全員が精神保健指定医・精神科専門医です。まずはお困りのことをお聞かせください。
夜21時まで、土日も診療しています。お仕事帰りや休日にも通院いただけます。
保険診療で受診できます。初診は約2,500〜3,000円、再診は約1,500円が目安です(3割負担の場合)。自立支援医療制度を利用すると、自己負担が1割に軽減されます。
監修医師: 茅野 分(銀座泰明クリニック院長 / 精神保健指定医・精神科専門医)


