「やめたいのに、手が出てしまう」「怒鳴ったあとで、いつも自分を責める」。酔って怒鳴った翌朝、相手の青あざを見て血の気が引く。二度としないと誓ったのに、次の口論でまた声が大きくなる。意思が弱いからだ、と本人も周囲も考えがち…

本稿は院長が学会発表・寄稿した原稿の再録です。統計値や制度の記述には執筆当時のものが含まれます。 ○茅野分 1) 藤井千代 2)  新村秀人 3) 村上雅昭 4)  水野雅文 5)  真栄城輝明 6)1) 銀座泰明クリニ…

横になっても落ち着かず、何度も寝返りを打つ。座っていられなくて、用もないのに立ち上がる。足だけが、勝手に動きたがっているように感じる。この落ち着かなさは、「不安が強くなったせいだ」「病気が悪くなったのだ」と受け取られがち…

「薬を飲み始めてから、体の動きがどこかおかしい」。診察室では、言葉に迷いながらこう話すかたが少なくありません。手がふるえる、体がこわばる、じっと座っていられない、口が勝手に動く。ひとつずつは大したことに思えません。この運…

「気がついたら時間が飛んでいた」「自分を外から眺めているようだ」「景色に厚い膜がかかって現実感がない」。疲れのせいだろう、と最初は思うかもしれません。ところが、休んでも繰り返す。人に話せば「気のせい」と言われそうで、口に…