家を出て、鍵をかける。手で押して確かめる。それでも、駅に着く頃には自信が揺らいでいます。引き返して確認すると、やはり閉まっている。「そこまでしなくても大丈夫」と、頭では分かっているのです。分かっているのに、やめられない。…

強迫症(強迫性障害)と強迫性パーソナリティ症(強迫性パーソナリティ障害)。名前だけを見ると、同じ病気の軽い型と重い型のように思えます。軽いのがパーソナリティ症のほうだろう、と見当をつけたくなります。ところが臨床では、この…

疲れ切っているのに、座っていられない。横になっても、すぐ起き上がってしまう。「休みたいのに休めない」という訴えは、不安焦燥状態の苦しさをよく表しています。強い不安や恐怖が続くうえに、じっとしているほど追い立てられる感じが…

「薬は飲みたくないけれど、毎日がつらくて動けない」。診察室で抗うつ薬をすすめられて、そう迷う方は少なくありません。副作用は出ないだろうか。一度始めたら、やめられなくなるのではないか。迷うのは、とても自然なことです。 一方…

「不安がつらくて、薬に頼ってよいのだろうか」。抗不安薬を処方された方や、処方を検討している方の多くが、こうした迷いを抱えます。 ただ、ひとくちに抗不安薬といっても、中身は一つではありません。効果の強さも、作用時間も、依存…