「事実を並べて説明しても、確信がまったく揺らがない。」家族の目に映る妄想は、多くの場合そう見えます。では、その確信はある日突然生まれたのでしょうか。無力妄想と敏感関係妄想という古い言葉は、逆のことを教えてくれます。妄想は…

通院は続けている。薬もきちんと飲んでいる。休みも取っている。それなのに、気分の落ち込み、意欲の低下、朝のつらさが抜けない。薬を変えても、心理療法を受けても、希死念慮が長引いてしまう。そんなときに使われることがあるのが、「…

抗うつ薬を変えた。休職して、しっかり休んだ。それでも、少し持ち直してはまた崩れた。そんな経過が続くと、「自分のうつは治らない型なのだろうか」と不安になります。ですが、治りにくさの背景には、見逃されている神経発達症(発達障…

満員電車で急に動悸がして、息が吸えなくなった。このまま倒れるのではないかと思った。そんな発作のあとでパニック障害を調べた方は多いはずです。ただ、説明を読むと少し戸惑います。パニック症では「予期しない発作を繰り返す」と書い…

「空気が読めない」「感情の波が激しい」「人間関係が続かない」。こうした悩みを調べると、発達障害の解説にも、人格障害の解説にも行き当たります。読み比べるほど、どちらも当てはまる気がしてくる。自分は、あるいは家族は、いったい…