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精神医学

DBDマーチ

「DBD. Distuptive Behavior Disorder 破壊的行動障害マーチ」とは、発達障害の一つである注意欠如・多動症(ADHD)から始まり、反抗挑戦性障害(ODD)、行為障害(CD)、そして反社会性パーソナリティ障害(ASPD)へと進行する可能性のある一連の行動障害の経過を指す心理学的な概念です 。​


🧠 DBDマーチの進行過程

  1. ADHD(注意欠如・多動症)
    不注意、多動性、衝動性などが特徴で、学齢期の子どもに多く見られます。
  2. ODD(反抗挑戦性障害)
    大人や権威に対する反抗的・挑戦的な態度、怒りっぽさ、癇癪などが現れます。
  3. CD(行為障害)
    いじめ、暴力、窃盗、破壊行為など、他者や社会に対する攻撃的・反社会的行動が顕著になります。
  4. ASPD(反社会性パーソナリティ障害)
    成人期において、他者の権利を無視し、社会的規範を逸脱する持続的な行動パターンが見られます。

🔍 なぜ進行するのか?

ADHDの特性に対して周囲が適切な理解や支援を行わない場合、子どもは繰り返し否定的な経験を積み重ね、自尊感情の低下や反抗的な態度を強めていくことがあります 。​これがODDやCDへの進行を促す要因となり得ます。​


🛡️ 予防と対応

DBDマーチの進行を防ぐためには、以下のような早期の対応が重要です:​

  • 家庭での支援:​子どもの特性を理解し、肯定的な関わりを持つこと。
  • 学校での配慮:​個々のニーズに応じた教育的支援や環境調整を行うこと。
  • 専門機関との連携:​心理士や医師などの専門家と協力し、適切な評価と支援を受けること。

これらの取り組みにより、子どもの自己肯定感を高め、適応的な行動を促進することが可能です 。


DBDマーチは、子どもの行動の背景にある心理的要因や環境要因を理解し、適切な支援を行うことで、その進行を防ぐことができます。​早期の気づきと対応が、子どもの健やかな成長につながります。​

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