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身体医学

消化性潰瘍(胃潰瘍・十二指腸潰瘍)


消化性潰瘍とは
胃腸は、消化に必要となる胃酸やペプシン(タンパク質分解酵素)などの「攻撃因子」から損傷を受けないよう、胃腸粘液・胃腸血流などの「防御因子」により粘膜が保護されています。しかし、攻撃因子が強まり、防御因子が弱まると、胃の粘膜は損傷されます。H.PyloriやNSAIDs(ボルタレンなど)などが「攻撃因子」となります。胃粘膜の表層が損傷している場合を「胃炎」または「びらん」、胃壁の損傷が「粘膜下層」より深くまで進んでいる場合を「胃潰瘍」と呼称します。

症状・所見
初期症状の典型は、心窩部痛(みぞおちの痛み)です。胃の蠕動運動が障害により、胸焼け・胸痛、嚥下困難・嘔吐を生じます。進行し、胃壁の血管を損傷すると、出血し、吐血・下血(黒色便・タール便)生じます。

治療・予防
喫煙・飲酒、香辛料(辛い食べ物)、カフェイン、そしてストレスなどを回避することが第一です。薬物治療の基本は、胃酸(攻撃因子)を抑制するプロトンポンプ・インビターやH2 ブロッカーと防御因子を増強する胃粘膜保護薬です。ストレス因が強い場合、精神科・心療内科ではスルピリドなども処方します。

ピロリ菌感染の場合、除菌療法を要します。プロトンポンプ阻害薬などに加えて、2種類の抗生物質を用います。1回目;アモキシシリンとクラリスロマイシン×1週間。除菌率は80%前後です。この方法が無効の場合、他の抗生物質を用います。

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