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発達特性×デザイン思考:日常設計テンプレート

🎯 目的

「自分に合った日常」を、“正解”ではなく“実験と観察”で見つけていくテンプレート


🧠 このテンプレートが目指すこと:

✅ 「できないこと」を責めない
✅ 「しんどい日常」をカスタムする
✅ 自分仕様のルール・リズム・環境をつくる
✅ 発達特性を“活かす軸”にする


🧩 発達特性×デザイン思考:日常設計テンプレート


🪞 Step 1:自己観察 ―「今の自分を知る」

Q1. どんな場面でストレスを感じますか?

  • 例:予定の急変更、人混み、大きな音、同時進行の作業 など

Q2. どんなときに落ち着いている/楽に過ごせる?

  • 例:静かな場所、ひとり時間、細かい作業、音楽を聴きながら など

Q3. どんな失敗が繰り返されがち?

  • 例:締切を忘れる、集中しすぎて時間を飛ばす、人とズレて怒られる

📌 ここは「評価」じゃなくて「観察」。「ダメな自分」ではなく「取説としての自分」。


🔧 Step 2:生活構造を分解する

⏰ 1日の流れをざっくり書き出してみる:

時間帯やっていること問題 or 快適ポイント
朝(~9時)
午前(9~12時)
昼(12~14時)
午後(14~17時)
夜(17~21時)
深夜(21時~)

→ 特性がぶつかっているところ(例:切り替えが苦手、疲れやすい)は再設計ポイント


✍️ Step 3:問題の“構造”を定義する(Design Thinking流)

表面的な困りごと真の原因(構造的問題)設計視点のヒント
朝が起きられない睡眠リズムが夜型なのに朝型スケジュール午後からの仕事、オンライン化、目覚ましの工夫
すぐ忘れる頭の中だけでタスク管理している見える化、音声メモ、共有アプリ
疲れやすい刺激過多な環境/予定詰め込み作業時間の分割、休憩ルール、静かな空間

📌 解決ではなく「設計のズレを直す」視点で見る。


🧱 Step 4:「My日常プロトタイプ」をつくる(仮説→実験)

例:ADHD傾向がある人のテンプレ

時間帯工夫目的
予定確認を音声で(Siri、Alexa)脱・忘れ物/視覚より音の方が記憶に残る
午前25分集中+5分休憩(ポモドーロ)集中しすぎて疲れない/リズムを刻む
1人で休む/静かな店を選ぶ刺激回避・感情リセット
午後マルチタスク回避(1つずつ)処理オーバーを防ぐ
タスク整理と明日の段取り → ホワイトボードに書く頭の中の渋滞を回避
寝る前デジタル断ち+音楽でクールダウン睡眠導入の質を上げる

✅ ポイント:「完璧」じゃなくて「仮説」→試す→調整する

(合わなきゃ変えてOK)


💡 Step 5:ツールと人を巻き込む設計

  • 📱 タスク管理アプリ(Notion / Trello / Todoist)
  • ⏰ タイマー(ポモドーロタイマー / デジタル砂時計)
  • 🧠 感情ログ(紙でもアプリでも)
  • 👥 一緒に設計を見直せる“サポート役”(家族・支援者・カウンセラー)

📌 設計は「自分だけ」でやらないことがコツ。“外部化”して楽にする


✅ 最後に:日常設計に必要なマインドセット

  • 「失敗=設計のヒント」
  • 「型破りは、型が合ってないだけ」
  • 「“生きづらい”は、“設計不良”のサイン」
  • 「変えるのは“自分”じゃなく、“設計”」

🎁 まとめ:日常設計テンプレートのエッセンス

「努力」ではなく「設計」で整える。
発達特性があるなら、なおさら――
“そのままの自分”を活かす構造を、作っていい。

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      1. 例:ADHD傾向がある人のテンプレ
      2. ✅ ポイント:「完璧」じゃなくて「仮説」→試す→調整する
    5. 💡 Step 5:ツールと人を巻き込む設計
    6. ✅ 最後に:日常設計に必要なマインドセット
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