LINE を使った受診日時のお知らせを一時的に休止しています。詳しくはこちらをご覧ください。

東京・銀座の心療内科・精神科・メンタルクリニック

オンライン
予約
お問い合わせ
アクセス
診療時間
精神医学

機能性胃腸症

🌿 機能性胃腸症(FD)とは?

胃カメラなどの検査で明らかな異常(潰瘍や腫瘍など)が見つからないのに、胃の不快な症状が続く状態です。


🔍 主な症状

  • 胃の痛み・灼熱感(心窩部痛)
  • 食後の膨満感・不快感
  • 少しの食事で満腹になる(早期飽満感)
  • 吐き気やゲップ、胃もたれ など

🧠 精神・神経系とのつながり

  • ストレスや不安、抑うつ状態があると、胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが崩れます。
  • また、「脳腸相関(のうちょうそうかん)」という言葉があるように、脳と腸(胃)は密接につながっていて、心の状態が胃腸症状に現れることがよくあります。

🚥 過活動膀胱・精神疾患との共通点

項目機能性胃腸症過活動膀胱
原因が器質的に説明できない
自律神経の乱れが関与
ストレス・不安が症状を悪化させる
心身医学的な治療が有効

👉 つまり、体の症状だけど、心のケアがとても大切という共通点があるんです。


🛠️ 治療法

  1. 生活習慣の改善
    • 規則正しい食事・睡眠
    • 暴飲暴食を避ける
    • ストレス軽減(リラクゼーションやマインドフルネスなど)
  2. 薬物療法
    • 消化管運動を整える薬(ガスモチンなど)
    • 胃酸分泌を抑える薬(PPI、H2ブロッカー)
    • 漢方薬(六君子湯など)もよく使われます
    • 必要に応じて抗不安薬・抗うつ薬(低用量)を併用することも
  3. 心理療法(CBTなど)
    • ストレスや不安に対する対処法を学ぶ
    • 認知のクセを見直すことで、身体症状の悪化を防ぐ

☘️ 最後に

「機能性胃腸症」も「過活動膀胱」も、「病気なのに異常がない」と言われてつらさを抱えがち。でもそれは、“心と体の感受性が高い人” がなりやすい繊細なサインとも言えます。

心と体の“声”を丁寧に聞いて、自分に合ったペースで整えていくことが、回復への近道です。


この記事は参考になりましたか?

関連記事

  • 🌿 機能性胃腸症(FD)とは?
    1. 🔍 主な症状
  • 🧠 精神・神経系とのつながり
  • 🚥 過活動膀胱・精神疾患との共通点
  • 🛠️ 治療法
  • ☘️ 最後に
  • -->
    PAGE TOP