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心理療法

ポジティブ・サイコロジー Positive Psychology


「ポジティブ・サイコロジー Positive Psychology」という言葉を聞いたことはありますか ❔ 「こころの基礎体力」を上げ、気持ちを健やかに保ち、より良く生きるための、新しい心理学・領域です ❕


「ポジティブ・サイコロジー Positive Psychology」とは
1990年代後半より広まった新しい心理学の領域です。気持ちを健やかに保ち、より良く生きるための方法を科学的に考えてみようという発想から生まれました。目標は「周辺の状況に左右されることなく、できる限り精神的な安定を保ち、より良く生きること」です。方法は「肯定的な視点を持つこと、レジリエンス(こころの回復力)を高めること」などです。最近は、軽症・中等症のうつ病に対し、予防効果のあるという知見も得られています。

疾患モデル
抑うつや不安といった困難・症状に注目 → 症状の原因を探り治療します。

健康モデル
満足感・喜び・幸福感・回復機能に注目 → 感情や社会機能の安定、健康度を上げます。

ポジティブな感情の役割とは
私たちの感情には何らかの役割や作用があります。例えば「怒り」は現状に問題のあることを知らせる役割があり、向き合うためのエネルギーを生じさせます。「不安」は危険が迫っていることを知らせる役割があり、身を守るための方法を考えさせます。


ポジティブな感情の役割とは何でしょう?ポジティブな感情はとても多くあります。例えば、充実感・感謝・喜び・安らぎ・好奇心・愉快・解放感・信頼感など等。「怒り」「不安」といった感情が一時的に私たちの視野を狭め、集中をうながすのに対し、ポジティブな感情は視野を広げ、考え方を柔軟にしてくれます。その影響は多岐にわたり、心身の健やかさに効果をもたらすと言われています。


感情への影響
楽観主義とレジリエンスを育みます、その結果、目標を考えることに繋がります。


認知への影響
視野が広がり、具体的な問題解決や、そのための情報収集へ意欲が高まります。


身体への影響
血圧や心拍数など、身体の調節機能を正常に保つ働きのあることが分かってきています。


人間関係への影響
他者との交流や、現在の人間関係を大切にする方向へ気持ちが向きます。


ポジティブな感情を見つけるために
ポジティブな感情は、私たちの心身に良い作用をもたらしてくれるようです。精神的な健康のためにはポジティブな感情の「質」より「量」が大事です。大きなことではなく、些細なこと、身近なことから探してみると見つかりやすいかもしれませんね。では、日々の生活の中でポジティブな感情を発見するにはどうしたらよいのでしょうか ❔


楽しいことを探す
「気分の良くなること」を探してみます。生活の中で、喜び・興味関心・充実感・感謝といった感情が刺激される行動を振り返ってみます。重大なことではなく、些細な事で大丈夫です。それを気分が下がってきたときに試してみることもよいですね。


現在の感覚に注目
味覚・風景・本や映画への感動・面白いことへ気づく。不安なときは先行きに、気分が落ち込んでいる時は心身の不調や過去の出来事などに、注目しやすくなります。なるべく「ここで・いま Here and Now」自分が感じているポジティブな感情に目を向け、徐々に視野を広げる練習をしていきましょう。


ポジティブ感情を味わう
1日1回、今日気づいたポジティブな感情を味わうようにする。


悲観主義に早めに気づく
「自分のせい」「いつもこうなる」といったネガティブな感情が出てきたら注意します。自分の感情の傾向に気づいておくと、ネガティブな感情に早めに気づくことができます。


資料、ミリアム アクタル/大野裕訳;うつを克服するためのポジティブサイコロジー練習帳.創元社.2015

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