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精神医学

「錐体外路症状」とは


「錐体外路症状」とは、錐体外路(大脳皮質を起始とし、大脳基底核など脳組織を通過し、脊髄へ運動刺激を伝える神経回路)の障害により出現する症状です。

錐体外路症状には多くの「運動症状」があり、これらは運動過少運動過多の2種類に大別されます。運動過少は、固縮・無動など、「パーキンソン病・パーキンソン症候群」でしばしば認められます。運動過多は、振戦・舞踏運動・片側バリズム・アテトーゼ・ジストニアなど、しばしば「不随意運動」と定義されます。振戦・固縮・無動は「パーキンソン病」の三大徴候であり、これらの症状を2つ以上有する場合には、これらの症状を総称して「パーキンソニズム」と定義します。

精神科においては「パーキンソニズム」が「抗精神病薬」の副作用にて生ずることが少なくありません。薬には作用と副作用とが生じるものですから、多少は止むをえません。治療者は常に作用>副作用を念頭に置き、薬の種類・量を検討しております。パーキンソニズムは抗精神病薬の「ドパミンD2受容体」を遮断する働きによります。これにて、幻覚・妄想症状などは軽減するのですが、副作用としてパーキンソニズムが生じるのです。

これに対し、ドパミンと拮抗する「アセチルコリン」を賦活する「抗コリン薬」が用いられてきましたが、抗精神病薬と相乗し口渇・便秘など生ずるため、問題視されてきました。そこで1990年後半より、これらの副作用を生じづらい「非定型抗精神病薬」が処方されるようになりましたが、“Metabolic Syndrome(体重増加・高脂血症・高血糖など)”という新たな副作用を生じております。

さらに、ここ数年、NIRS. Near-Infrared Spectroscopy(近赤外線分光法)& TMS. Transcranial-Magnetic-Stimulation(経頭蓋磁気刺激療法)により、精神疾患を視覚的・数値的に評価し、薬物を服用せず改善できるという高額・自費診療のクリニックが都心部を中心に増加しております。一応の評価・効果は認められるものの、信頼性・妥当性は精神医学会において十分検証されておらず、誇大広告と言って過言ではないでしょう。これに対し、日本精神神経学会/厚生労働省も速やかに対応、様々な規制を設けているようです。

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