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不安または恐怖関連症群 (6B0)

「パニック発作」への対処方法


「パニック障害」とは、予期せぬ「パニック発作」が繰り返し生じ、生活に支障を来たします。「パニック発作」とは、満員電車やエレベーターなど閉鎖空間にいる時に生じやすく、動悸・ 呼吸困難・めまい・ふらつき・吐気など身体症状、「死んでしまうのではないか」という程の強い不安・恐怖症状を伴います。

そして「また起きるのではないか」という「予期不安」を覚え、パニック発作を生じた場所や外出さえもできなくなることもあります。これを「広場恐怖」といいます。

原因として、気分障害などの遺伝素因、幼少期の心理的・外傷体験、神経伝達物質:ノルアドレナリンの過剰・セロトニンの不足、カフェインによる誘発などが考えられています。

パニック発作は、誘因の有無に関わらず、突然生じ、10分程でピークとなり、60分程で治まります。しかし、不安・焦燥・恐怖に加え、動悸・呼吸困難・手足の痺れ、意識朦朧など、「死んでしまうのではないか」という程の苦痛を伴うため、「脳神経の異常興奮」による疾患と思えず、救急搬送されることも少なくありません。

それでも二度目・三度目となると「予期不安」という「また起きるのではないか」という不安にとらわれるため、再発予防を行うことが有用です。

そこで予防薬を服用するのも重要ですが、薬に頼るばかりでなく、
下記のような「認知行動療法」も試してみましょう!

  1. 深呼吸・腹式呼吸を繰り返す
  2. その場から離れ(特に人混み)歩き回る
  3. 脈拍を数えつつ、自分が不安状態にあることを自覚する
  4. 落ち着いてきたら、何か「誘因」はなかったか振り返る
  5. 認知療法や森田療法などの理論を思い出し自分の疾患を客観視する
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