よくある質問

Q&A

女性・更年期障害とは

ライフステージにより変動する女性ホルモン

 

 

 

 

 

 

 

「更年期障害」とは「閉経」をはさんだ更年期に生ずる心身のさまざまな不調で、主に「エストロゲン」の欠乏によります。

女性の生涯におけるホルモン環境の変化

 

 

 

 

 

 

更年期症状

 

 

 

 

 

 

「エストロゲン」の欠乏により、諸器官が従来どおり機能できなくなり、これにより様々な不調を感じることになります。
心身の不調に注意し、自分に起きていることを知る、そして、それが更年期に生ずる症状であると分かるだけで、不安や不調が和らぐこともあります。
実際の数値としては、下記のような値が恒常的に認められます。
「エストロゲン」< 10pg/ml 「プロゲステロン」< 0.6ng/ml 「FSH」> 30mIU/ml 「LH」>10mIU/ml

約500人の日本人女性の記憶に基づく閉経年齢の分布

 

 

 

 

 


女性ホルモンの推移とHRT.
Hormone Replacement Therapy

 

 

 

 

 

 

 

HRTは、ほてり・のぼせ・ホットフラッシュ・発汗など血管の拡張と放熱に関係する症状に特に有効です。エストロゲン単独では子宮内膜増殖症のリスク上昇にて、子宮のある方には黄体ホルモンを併用します(エストロゲン・黄体ホルモン  併用療法)。子宮摘出した方は、黄体ホルモンを併用する必要はありません(エストロゲン単独療法)(ホルモン補充療法ガイドライン2017年度版)。

HRTの作用
・のぼせ、ほてり、発汗等の症状を改善する
・性器委縮による、腟炎や性交痛を改善する
・骨密度を高めて、骨粗しょう症を予防する

HRTの副作用

開始初期
・不規則な出血 ・乳房の張り ・痛み ・腹部の張り ・むくみ など

開始長期
血栓症
HRTを行わない女性と比べ、肥満や高齢者で、少し増えます。

脳卒中
HRTを行わない女性と比べ、高血圧の人や、薬に含まれるエストロゲンの量が多い場合、少し増えます。

心筋梗塞
HRT開始時期が、60歳未満であり閉経後10年以内であれば増加は認められませんが、年齢とともにそのリスクは上昇すると言われています。

乳がん
「HRT」にて、乳がんなどを心配される人も多いと思います。海外のデータによると、エストロゲン・黄体ホルモン併用HRTを5年間以上続けた場合、乳がんになるリスクはわずかに上昇するといわれています。具体的に、1年間で乳がんになるのは、HRTを行っていない人では10,000人中30人、HRTを行った人では10,000人中38人であり、HRT中止後、両者に差がみられなくなりました。

※1 エストロゲン単独HRTにより、乳がんの明らかな増加は認めれていません。
※2 HRTによるリスクの上昇は、生活習慣病などによるリスクの上昇と同等かそれ以下ということが分ってきたので、現在HRTによる乳がんリスクへの影響は小さいと考えられています。しかし、昔に比べて近年、日本においても乳がんになる女性が増え続けています。HRTを行っている・行っていないに関わらず定期的に検診を受け、早期発見、早期治療することが大切です。
※1:writing group for the women‘s health initiative investigators: JAMA 288: 321-333 (2002)
※2:writing group for the women’s health initiative investigators: JAMA 291: 1701-1712 (2004)

続的投与法

 

 

 

 

 

 

エストロゲン製剤と黄体ホルモン製剤、もしくはエストロゲン製剤を毎日使用する方法です。
使用開始後、しばらく不正出血が生じますが、時間の経過とともになくなりますので、月経のような出血が嫌な人、閉経から数年経っている人に良く使われます。

バイエル薬品株式会社より

治療薬例
ジュリナ(卵胞ホルモン)
ウェールナラ(卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合剤)
ヤーズ(卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合剤)

 

 

 

 

 

 

 

 

周期的投与法
エストロゲン製剤と一緒に、ある一定期間だけ黄体ホルモン製剤を使用する方法です。
定期的に月経のような出血があるので、閉経後間もない人に良く使われます。

漢方薬

漢方薬はさまざまな生薬の組み合わせで作られており、全体的な心と体のバランスの乱れを回復させる働きを持ちます。多彩な症状を訴える更年期女性に対しては、「婦人科三大処方」とも呼ばれる 当帰芍薬散・加味逍遥散・桂枝茯苓丸 を中心に、さまざまな処方が用いられます。

当帰芍薬散:体力が低下しており、冷え症で貧血傾向がある方へ
加味逍遥散:体質虚弱で疲労、不安・不眠などの精神症状を訴える方へ
桂枝茯苓丸:体力は中等度以上、のぼせ、下腹部に・圧痛を訴える方へ

〒104-0061 東京都中央区銀座5-1-15-5階

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